映像などにおける、「どこかの部屋で音楽が鳴っている」という状況を表現したい時、どうも音楽と環境音が、なじまない事があります。
今回はそんな時に使える、簡単な音声編集方法をご紹介します。
音のテーマ
今回のテーマは、
「隣の部屋で音楽が聞こえる中、目覚ましが鳴る」
休みの日に昼間まで寝過ごしてしまったイメージですね。
まずは何も編集していない、音楽と効果音を合わせた音源をお聴きください。
音楽がBGMのようになってしまい、今一つ臨場感がありませんね。
実はこんな状況も、どんなDAWソフトにも入っているエフェクト一つ使うだけでガラリと雰囲気が変わります!
それでは早速設定していきましょう。
DAWに音源を取り込む
まずは使用する音楽と効果音を準備します。
用意が出来たら別々のトラックに音源を取り込み、音楽・効果音共に必要ない部分は切り取っておきましょう。
イコライザ(EQ)設定
次は音楽トラックのINSERTに、イコライザを挿入しましょう。
イコライザでいじる点はたったの2箇所です。
800Hz付近を残し、その他をハイパス・ローパスフィルターでカットしましょう。
パン設定
今回は部屋が右にあるのを想定して、パンを右(70~90位)に振りましょう。
あとは目覚まし時計と音楽の、音量バランスを調整したら完了です!
完成した音源がこちらです。
昼間まで寝過ごしてしまった!という感じがしますね(笑)
まとめ
以上、今回はエフェクト一つで簡易的に再現できる編集方法をご紹介しました
重低音が効いている音楽の低音をカットせずに高音のみをカットすると、隣の部屋がクラブになったりと応用して色々試せるので是非お試しください。