
前回の記事では、イコライザーの基本操作を確認しました。
今回は応用編として、イコライザーを使い効果音を編集していきたいと思います!
使うフィルターは、音のいらない音域を削る「カット」です。 ※別名ローパス・ハイパス
まずは効果音に含まれる音域について簡単に学び、
音域をカットする事により、どのような効果が期待できるか確認していきましょう!
環境・出典:WINDOWS 10、CUBASE PRO 10、Studio EQ

効果音ダウンロード
今回は練習用にブクブクと鳴る水の効果音をご用意しました。
以下からダウンロードできますので、ご自由にお使いください。
※48kHz 24bit WAVE
準備

まずはトラックに先ほどダウンロードした water_bubbles.wavを読み込み、
イコライザー (Studio EQ) を立ち上げましょう。
スペクトラム・アナライザー
スペクトラム・アナライザーを使うと、
どの音域がどの位含まれているのかを、グラフで確認する事が出来ます。
右上のボタンをONにして、再生してみましょう。
この効果音は100Hz~500Hzを中心に、低音~高音まで全体的に音域が出ているのが確認できます。
音域について

まずは効果音の特徴を、音域別に確認してみましょう。
今回の効果音は水がブクブクと鳴っているのですが、実は一つの音の中に低音~高音にかけて
様々な音が含まれており、それらが組み合わさって、このような音を作り出しています。
音域別にどんな音が鳴っているのか確認していきましょう。
低音域:
「ボゴボゴ」という音で、水の深さを表現します。
中低音域:
「ブクブク」という音で、水中の空気音を表現します。
中高音域:
「ジャバジャバ」という音で、川のせせらぎのような音がします。
高音域:
「チリチリ」という音で、乾いた草のようなこすれる音がします。