シーンが変わる！映像別イコライザー活用術 【入門編】

実践編

まずは低音をカットして、音の変化を確認していきましょう！

BAND 1を【Cut】モードにして、Qは4.0に設定します。

FREQを300Hzに設定しましょう。

低音をカットした事により深さが少し減り、ジャグジー風呂のような音となりました。

FREQを1.3kHzに設定しましょう。

低音の深さ・中低音の空気音をカットした事により、
水道の水がシンクに流れているような音になりました。

FREQを7kHzに設定しましょう。

低音～中高音の水らしい音を全てカットした事により、ビーズやアクセサリーがこすれるような音となりました。

次は高音をカットして、音の変化を確認していきましょう！

先ほどのBAND１はオフにして、BAND４を【Cut】モード、Qを4.0にします。

FREQを180Hzに設定しましょう。

中・高音域をバッサリカットした事により、深海のような音となりました。

FREQを1kHzに設定しましょう。

先ほどの音に中音域が加わり、先ほどより水深が浅い場所でスキューバダイビングをしているような音となりました。

FREQを4.4kHzに設定しましょう。

高音域のみをカットした事により、
先ほどのダイビングの状態から、まもなく海面に上がってくるような音です。

今回調整した音を映像と合わせてみましたので、ご確認ください。

イコライザーの【カット】のみで同じ音の印象をここまで変える事が出来ました！

さらに音量調整・リバーブの追加・その他効果音を追加すれば、
さらに映像と馴染ませることが出来ます。

今回はイコライザーのフィルター【カット】による、音作りの方法ををご紹介しました。

ここまで進めて、お気づきになったことはありませんでしょうか？

そうです！低音をカットすると上から水音を聴いているようで、高音をカットすると水の中に潜っているように聴こえます。

このようなちょっとした編集で、理想の効果音を作り出すことが出来ます。
是非挑戦してみてくださいね。

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