音量調整を行い書き出そう!/ 音声編集 入門編①

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収録した音声を綺麗に聴こえるようにしたいけど、何をすればよいのだろう?
とお悩みの方もいらっしゃると思います。

映像やオーディオブック等で使われる音声を編集する際、主に以下のような作業が行われます。

・音量を整える
・音質を整える
・ノイズを除去する

今回は音声編集の入門編として、

「音量を整え、音の切れ目のノイズを防ぎつつ、複数のファイルに分けて書き出す」
ことを目標に、編集方法をご紹介したいと思います!

環境・出典:WINDOWS 10、CUBASE PRO 10

今回の目標

今回は練習用に、英単語(January~December)を収録した音声ファイルをご用意しました。
こちらの音声を整音した後、単語ごとにファイルに書き出していきたいと思います。

まずは下記のファイルをダウンロード後、CUBASEに読み込んでおきましょう!

※48kHz 24bit WAVE / ※個人利用の範囲内でお使いください。

音声の確認

1_波形の確認

まずは視聴してみましょう。
波形からも分かるように、このままでは単語により音量にバラツキがあります。

まずは編集しやすいように、単語ごとに分割していきたいと思います。

単語ごとに分割

2_無音部分の検出

分割ツールを使って一つずつ分割しても良いのですが、
今回は無音部分を検出して一度に分割できる方法をご紹介します。

オーディオを選択した状態で
【Audio】>【高度な処理】>【無音部分の検出】と進みます。

1_無音部分の検出

設定画面が開きました。

波形の左側にある緑色の四角をドラッグすると、どこで分割するか決める事が可能です。
白い部分が残る部分・黒い部分が削除される部分です。

全部で12個の単語がありますので、綺麗に分割できる位置に調整しましょう。

3_プリロール・ポストロール

次は分割する箇所の前後にゆとりを持たせる設定を行います。

【プリロール】はイベントの前、【ポストロール】はイベントの後に
どのくらい余白を持たせて分割するか設定する事が可能です。

今回は 両方とも【300ms】に設定しましょう。

設定がすべて完了したら右下の【処理を実行】を選択し、オーディオを分割しましょう。

ノーマライズ

4_ノーマライズ

ノーマライズとは、波形の大きさ(音量)を調整する機能です。

今回は各単語を音が割れるギリギリの【0dB】まで上げて、
音量を揃えてみたいと思います。

手順

まずは選択ツールで波形全体を選択します。
次にキーボードの【F7】を押し【ダイレクトオフラインプロセシング】を開きます。

設定画面が開いたら【処理】【ノーマライズ】と進み、
【最大ピークレベル】【-0.00dB】に設定し【適用】しましょう。

これにより波形が全て最大レベル「0dB」に揃いました!
この状態で再生すると、全体的に音量差が無くなったのが確認できます。

ワンポイント

音量調整

ノーマライズ後に音量が大きく感じる箇所があった場合、
そのイベントの上部中央を下にドラッグして、音量を下げましょう。

NG例

NGな音量設定

この際、上にドラッグして元の状態より音を大きくしようとはしないでください。
ノーマライズで既に最大音量に設定してあるので、音が割れてしまいます。

あくまで大きい音量を下げる、という方法で調整を行いましょう!

オートフェード設定

7_オートフェードのイメージ

波形を分割するとイベントの切れ目で「ブチッ」というノイズが発生してしまう事があります。

そこで、イベントの前後を少しだけフェード処理しておくと、これを防ぐことが出来ます。
早速設定してみましょう。

手順

5_オートフェード

まずは全てのイベントを選択後、インスペクターの【オートフェード設定】をクリックします。

6_オートフェードの設定

設定画面が開くので、以下のように設定しましょう。

■【オートフェードイン】【オートフェードアウト】にチェック

■【プロジェクトの設定を使用】のチェックを外す

■【長さ】【100ms】に設定

ここまで出来たら【OK】で完了です。

見た目の変化はありませんが、
各イベントに100msのフェードインとフェードアウトが設定されました。

音源を再生して、音源に問題が無いか確認しましょう。

波形の確認

もしフェード処理により音声の前後が切れてしまったイベントがある場合、
イベントの長さを少し伸ばしておきましょう。

インプレイスレンダリング

最後は単語ごとにWAVEファイルに書き出してみましょう!

8_インプレイスレンダリング設定

まずは全てのイベントを選択し、
【編集】【インプレイスレンダリング】>【レンダリング設定】と進みましょう。

9_レンダリング設定方法

設定画面が開いたら、以下の設定を行いましょう。

【モード】別々のイベントとして

■【ファイルの場所】音源を保存する先を選択

この状態で【レンダリング】を選択すると書き出しが行われます。

10_書き出し

指定した場所に、WAVEファイルが書き出されました!
ひとつずつ書き出すより素早く行うことが出来ます。

まとめ

今回は音声編集の入門編として、音量を整え 複数のファイルに書き出す方法をお伝えしました。 音量が整うだけでグッと聴きやすくなりますね。

次は音質を調整するエフェクト、「コンプレッサー」について解説していますので是非ご確認ください。

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