
楽曲のサウンドが細くて今一つ物足りない…そのように感じたことはありませんか?
今回はそんな時にオススメの CUBASE Artist 以上に付属するプラグイン、
【MagnetoⅡ(マグネット2)】 をご紹介します!
なお、この記事で使用する素材は以下からダウンロード可能です。
個人利用の範囲内でご自由にお使いください。
48kHz/24Bit WAV
環境・出典:WINDOWS 10、CUBASE PRO 10.5

MagnetoⅡとは?

MagnetoⅡ は昔使われていた“アナログテープマシン”を通して録音した際の音を再現したプラグインです。
使うとやわらかい歪み(サチュレーション)が加わると同時に圧縮されたサウンドになります。
特定の楽器に限らず、ボーカルから楽曲のマスタリングまでどんなものでも使えるプラグインです。
効果の確認
動画で Magneto Ⅱの効果を確認してみましょう。
強く歪ませるディストーションとは違い変化がハッキリわかるものではありませんが、
音が太くハッキリとして、さらに煌びやかになったのが確認できますね。
準備
それでは早速CUBASEを立ち上げ、使ってみましょう!
まずはダウンロードした【drum_magneto2.wav】をCUBASEに読み込みます。
Magneto Ⅱ挿入

オーディオトラックに MagnetoⅡ を挿入します。
Insert > スロット > Distortion > MagnetoⅡ
コントローラー

Magneto Ⅱ が立ち上がりました!コントローラーを確認していきましょう。
SATURATION(サチュレーション) / DUAL MODE(デュアルモード)

① SATURATION(サチュレーション)
サチュレーションの量と倍音の生成を設定します。
このプラグインのメインとなる部分で、上げるほど効果が強まります。
上げると入力ゲインも少し上がりますので、音量が大きくなります。
① サチュレーションのオン/オフ
サチュレーションのオン、オフを切り替えます。
① DUAL MODE(2台モード)
オンにすると2台のテープマシンの使用を再現した音になります。
より強く圧縮され歪んだアナログサウンドになります。
FREQUENCY RANGE(フリーケンシーレンジ・周波数選択)

サチュレーションを適用したい周波数を設定します。
LOWで低域のラインを、HIGHで高域のラインを決めると、
その間の周波数にサチュレーションをかけることが出来ます。
これにより”低域~中低域のみ”、”中域~高域のみ” など特定の音域のみサチュレーションを掛けることが出来ます。
HF-AJUST(ハイフリーケンシーアジャスト・高音域の量)

高域のサチュレーション信号の量を調整します。
高音域を目立たせ、抜けを良くしたい場合は上げてみましょう。
0 以下にするとサチュレーション信号の量をを減らすことも出来ます。
SOLO(ソロ)

オンにするとMagnetoⅡがかかった音のみを視聴できます。
どの音域にサチュレーションを適用するか決める時に役立ちます。
OUTPUT(アウトプット)
MagnetoⅡをかけた後の、最終的な出力音量を調整します。
コントローラーの確認が出来たら、次のページから実際に設定を行っていきましょう!