
パソコンと作曲ソフトがあれば、マウスで音を打ち込んで作曲することが出来ます。
しかしここはやはり音楽。実際に鍵盤を演奏して録音するとモチベーションも上がりますし、スピーディに作曲できます。
今回はMIDIキーボードを使ったリアルタイム録音 第一弾として、
音楽の3要素 「リズム・メロディ・ハーモニー」 の中のひとつ、
「ハーモニー(コード)」をリアルタイムで録音する方法をご紹介します。
なお今回は鍵盤初心者の方でも打ち込みやすいよう、指1本で演奏できるコードパッドを使った方法で進めていきます。
Halion Sonic SE 入門pt.1 音色の選択
Halion Sonic SE 入門pt.2 ソフト一つで16種類の音色を出す方法
3分でコード進行を作ろう!Cubase コードパッド
環境・出典:WINDOWS 10、CUBASE PRO 10

MIDIキーボードの設定

まずはCUBASEを起動する前にMIDIキーボードをパソコンに接続しておきましょう。MIDIキーボードが装備している端子により接続方法が変わります。
USB端子があるMIDIキーボード
USBケーブルでパソコンへ直接接続
USB端子が無いMIDIキーボード
MIDIケーブルでオーディオインターフェイスに接続
オーディオインターフェイスをUSBケーブル等でパソコンへ接続
MIDIキーボードを接続したら、CUBASEを立ち上げましょう。
MIDIポート設定

次は MIDIキーボードが認識されているか確認します。
① スタジオ ⇒ ② スタジオ設定 ⇒ ③ MIDIポートの設定 ⇒ ④ MIDIイン一覧を確認
MIDIイン一覧にお使いのMIDIキーボード (もしくはオーディオインターフェイスのMIDI IN) の名前が表示されていれば無事設定されています。
万が一 表示されていない場合は一度CUBASEを閉じ、MIDIキーボードの取扱説明書の手順に従ってMIDIキーボードが使えるように設定しておきましょう。
打ち込み準備
ソフト音源立ち上げ

まずは楽器の音を出すために、Halion Sonic SEを立ち上げましょう。
①トラックを追加 ⇒ ②インストゥルメント ⇒ ③Halion Sonic SE ⇒ ④トラックを追加
音色選択
Halion Sonic SEが起動したらピアノの音色を設定しておきます。
① スロット1 ⇒ ② ロード ⇒ ③ Piano ⇒
④ A.Piano ⇒ ⑤ [GM001]Acoustic Grand Piano
チャンネル設定
次は打ち込み用のMIDIトラックを立ち上げ、チャンネル1に設定します。
① トラックを追加 ⇒ ② MIDI ⇒ ③ トラックを追加 ⇒ ④ チャンネル1
コードパッド準備
MIDIトラックを選択したら、下ゾーンからコードパッドを開きましょう。
今回はコードパッドのプリセットを【Major Scale Key C】に設定します。
① MIDIトラックを選択 ⇒ ② コードパッド ⇒ ③コードパッドのプリセット ⇒
④コードパッドのプリセットを読み込み ⇒ ⑤Major Scale Key C
クリックとループの設定
今回はテンポをゆっくりめにして4小節分打ち込みたいと思いますので、以下の設定にしましょう。
メトロノーム:オン
サイクル:オン
ロケーター範囲:2~4小節目まで
設定が完了したら、ループ再生しながら鍵盤でコード進行の練習をしましょう。